2か月間ありがとうございました
鎌倉に戻ってから早いもので3週間が経とうとしています。
電話口で「帯広徳洲会の阿部です」と言い間違える機会も段々と減ってきた今日この頃です。
バタバタして手が離せない時、「黒田先生手伝ってくれないかな」と思ってPHSを手に取り、「ああ、もう居ないんだな…」と少し寂しくなります。
慌ただしい日常の中ですが、ふとした時に音更での2か月間を思い出します。
振り返ると、単に経験不足/勉強不足というのに相まって、急性期に特化した病院に普段身を置いているせいか、悩むこと、迷うことの多い2か月でした。
1分、1日、1週間という単位で、患者さんの為に何をすれば良いか解っても、1月、1年、10年を見据えると途端に解らなくなりました。
医療者には、病に正対し激しく戦う側面があります。それが医学を進歩させ、数々の病を克服してきたのは紛れもない事実でしょう。
しかし、それが唯一の理想像であると勘違いしていた節があったと思います。
時に、避け得ない病の向かう先が可能な限り穏やかであるように並走していく姿勢を持ち合わせること、
それを音更の患者さんやスタッフの皆さんから学ばせて貰いました。
3か月前の自分と比べると、むしろ迷うことがずっと増えたように感じますが、この迷いこそが得られた最大の財産であると自信を持って言えます。
最後になりましたが、忘れられない2か月間を本当にありがとうございました。
場所こそ違えど、同じ医療者として今後も頑張っていきます。
湘南鎌倉総合病院 阿部竜太