乳房視触診廃止についてのお知らせ

令和4年度より、乳がん検診における乳房視触診検査を省略させて頂くことになりましたのでお知らせ致します。

【乳房視触診を省略するに至った経緯】

これまでの乳がん検診は、乳房視触診とマンモグラフィの併用検診が行われてきました。その後、厚生労働省の「がん検診のあり方に関する検討会」（2015年9月）において見直しが行われ、①マンモグラフィによる検診を原則とすること、②視触診については死亡率減少効果が十分でなく精度管理の問題もあることから推奨しないこと、③仮に視触診を実施する場合はマンモグラフィと併用すること、という指針が出されました。

また、人間ドックや健康診断などの職域検診においても、厚生労働省は「職域におけるがん検診に関するマニュアル」を2018年3月に策定しました。さきの「がん検診のあり方に関する検討会」の指針に追従したものとなります。

これらの指針改正を考慮し、当院もR4年4月1日より、乳房視触診を基本項目から削除することに致しました。

当院の乳がんドックコース

• 乳がんドック①（マンモグラフィーのみ）
• 乳がんドック②（マンモグラフィー＋乳腺エコー）

※基本的には画像診断のみとなりますので、診察はありません。後日結果郵送となります。

なお、日頃の自己検診（セルフチェック）における視触診については引き続き重要であると考えられています。定期的に自己検診を行い、しこりなどの異常に気付いた場合は、医療機関を受診するようお願い致します。
何卒、ご理解ご了承の上、引き続きのご利用をよろしくお願い申し上げます。